2005-01-01

ペット可住宅を探すの巻

2005年9月、私はダーリンと同居すべく、新居を探していました。
どうせ新しいお部屋ならば、いっそペット可を、そして夢のにゃんこ生活を!
プラス、わたくし、愛器シュベスターを抱える身でしたので、ピアノ可のお部屋を!
かつ、勤務が不規則なダーリンが帰ってこられなければ、同居の意味がないので、職場至近のお部屋を!

・・・そんな旨い部屋、都心にはNEEEEEEEE

いいえ。
ありますよ。
お金さえ出せば。
でも当時、わたくし無職で、就職の予定もありませんでした。

さんざ探し回りました。
もちろん、予算内でそんなお部屋、皆無。
不動産屋に「ペット黙認気味」の管理会社の分譲賃貸を紹介される始末。

そうか。分譲賃貸か。

ファミリー多い → 子供も多い → うるさくても多少は理解あり → 子供が習い事で楽器をならすことすらあるかも → 実家も分譲マンションでピアノひいてた → 
しかも今ペットブーム → 友達も分譲賃貸で猫飼ってて同マンションの人は犬すら飼ってる
というわけで、ペット可ピアノ可の条件をとっぱらい、
予算と立地で分譲賃貸を探しました。
違反覚悟、近隣とのお付き合いこそ要だろう、と思ったのです。

部屋を決め、斡旋業者と契約を交わしたその足で、里親さん宅に猫を見に。
猫道具一式ももっていないし、とりあえず会ってみるだけ、のつもりが、一目みてメロメロ。
里親さんご指導のもと、必要な道具を一揃い買い、そのまま連れ帰ることにしました。

その日から1週間ほどは、夢見心地のあま~い猫生活。

あま~い判断に鉄拳が下ったのは、管理会社との契約時です。
「ペット厳禁」「ピアノ厳禁」何が何でも厳禁。
ペットは、鳥・熱帯魚ならまぁよし、
ピアノは、グラビノーバやエレクトーンサイズの電子ピアノなら、イアホンで可。"建物が重量に耐えないので" アップライト型の消音ピアノは不可。

違反するつもりで、自分で決めた部屋なのに、
あっけにとられるアホな私。

管理会社は、想定以上に厳しいところでした。
想定が甘かったわけですが。

さらに、猫アレルギーについて。
妹が猫アレルギーであることは知っていましたが、玄関先で喘息を引き起こすほどの劇症型とは露知らず。
「きちんと掃除して風呂にも入れておくから、遊びに来てね♪」とのんきに言う私に
「いや、行けないよ」と妹。
すごく寂しいことです。
猫アレルギーについては、前の住人が猫を飼っていた場合、部屋をクリーニングしても細かすぎる毛やダニが壁紙などに残り、それがアレルギー症状を引き起こすことがあるそう。
わざわざペット不可の部屋を探す人もいるほどだそうです。

違反するとは、そこまで責任を負う覚悟をすることでありました。

もう飼ってしまっている猫は、親の責任で体張って守ります。
シュベスタは。。。。号泣しながら実家に預かってもらいました。
あきらめきれずに、客用布団はラテックスにして、パウチパックのまま開封せずにおいてあります。

引越し後、隣近所にご挨拶まわりしました。
みな、よさげな方々、つかずはなれてお暮らしのご様子。
決してご迷惑はかけますまい。
そして、幸いなことに、階下の住人は、私にとって運命的な出会いとなる素敵な女性。
なんと、小型犬を室内飼いしていらっしゃるではありませんか!
この方に、猫も、猫以外も、どれだけお世話になっているか知りません。

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